国家林業草原局によると、「ラムサール条約」第15回締約国会議で、中国の上海市崇明区や雲南省大理市など9都市が新たに「国際湿地都市」に認定されました。これにより、中国の国際湿地都市は合計22都市となり、世界最多を維持しました。
「国際湿地都市」はラムサール条約が認定する都市湿地保護の最高栄誉称号です。今回認定された中国の9都市は上海市崇明区、雲南省大理市、福建省福州市、浙江省杭州市、江西省九江市、チベット自治区ラサ市、江蘇省蘇州市、浙江省温州市、湖南省岳陽市です。
近年、中国は湿地保護に関する法制度を着実に整備しており、全国の湿地面積は5635万ヘクタール以上で落ち着いています。特にマングローブ林の面積は8300ヘクタールの純増加を記録し、2025年には、世界最大規模の渡り鳥の渡りルート「東アジア・オーストラリア地域フライウェイ(EAAF)」経由で中国を通過した渡り鳥の数が2024年比14%増加したことが確認されています。(提供/CRI)