2025年7月24日、韓国・世界日報は「済州(チェジュ)島の人口流出が加速化している」と伝えた。

統計庁が発表した人口移動統計によると、今年6月の済州地域の純流出人口は514人だった。

2019人が転入したが2533人が転出した。23年8月から23カ月間、純流出が続いているという。

上半期の純流出人口は前年同期比38%増の3026人と集計された。昨年は年間純流出が3361人で38年ぶりに最大値を記録したが、今年は半年で既にこれに迫る数となっている。

流出人口の年齢は全世代に拡大したという。昨年上半期に純流入を記録した30代(22人)と50代(48人)は、今年それぞれ208人と139人の純流出となった。その他の世代は純流出人口が増えている。

人口流出が加速する原因としては雇用不足、物価や住居費の高さ、生活インフラ不足などが指摘されている。危機感を感じた済州特別自治道は雇用革新委員会を開き、若者の雇用対策などについて協議しているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「中国人に土地を売って、まるで中国領になったかのような現状が原因でしょ。静かでロマンチックだった島は消え、うるさくて無秩序な島になってしまった」「中国人、朝鮮族に出ていってほしい」「済州島だけじゃないよ。江南(カンナム)、弘大(ホンデ)、どこも中国人だらけ」「中国人観光客にいっぱい来てもらいなよ」「いっそ中国に(島を)売ってしまえ」「観光客をカモにしてもうけるやり口が結局、自分たちの首を絞めると気付いてないようだ」などのコメントが多数寄せられている。

(翻訳・編集/麻江)

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