2025年9月12日、韓国・SBS NEWSは「外国人に人気の観光地であるソウル・明洞で反中デモが繰り返し行われている中、地元の商店街の店主らが最近、デモの禁止を要請していたことが分かった」と伝えた。

記事によると、明洞観光特区協議会は最近、ソウル南大門警察署に反中デモの規制を求める公文書を提出した。

協議会側は「デモ中の罵声や騒音は観光客に不安を与える上、狭い道路に数百人が集まるため事故発生リスクも高い」と指摘したという。

韓国の「集会およびデモに関する法律」によると、暴力的・脅威的なデモや集会は禁止することができる。また警察署長は、交通の円滑化のために都心での集会を制限できる。

商店街の店主らは、最近中国人団体観光客へのビザ免除措置や韓流コンテンツの人気により観光需要が高まる中で、反中デモが商売に悪影響を与えるのではないかと懸念を示しているという。

これを見た韓国のネットユーザーからは「え?外国人らは手を振ってデモ隊を応援してくれるけど?」「観光客も好意的だし、デモに参加する人までいる。暴力性はなくむしろ楽しむ雰囲気だよ」「中国人観光客の迷惑行為を考えると、反中デモの方がまだマシ」「中国人がノービザで入ってきて不法就労するから私たちの仕事がなくなっている。この状況をみんな知らないの?」「反日や反米は許されるのに反中は駄目というのは理解できない。表現の自由を抑圧しようとしているのか?」「この国では嫌なものを嫌と言うこともできないの?」などの声が上がっている。(翻訳・編集/堂本)

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