indigo la End、ジェニーハイ、DADARAYがアルバムをリリースし、MISIA、関ジャニ∞、原田知世らに楽曲提供を行うなど、相変わらずの多作ぶりを見せた今年の川谷。indigo la Endでは韓国のラッパーpH-1とコラボレーションをするなど、国を超えた新たな動きも見せ始めている。また、お馴染みとなった「関ジャム 完全燃SHOW」以外にも、「スッキリ」にコメンテーターとして出演するなど、論客としてもさらに幅を広げる一年となった。はたして、そんな川谷は2021年という年をどう見たのか。パンデミックに対する受け止め方の変化は音楽のトレンドにどんな影響を与え、世界と日本の距離は縮まったのか、それとも開いたのか。「総括」であると同時に「予兆」を感じさせる、そんなテキストになったように思う。

川谷絵音
2014年、indigo la Endとゲスの極み乙女。の2バンドで ワーナーミュージック・ジャパンより同時メジャーデビュー。現在ジェニーハイ、ichikoroを加えた4バンドの他、DADARAY、美的計画のプロデュースや様々なアーティストへの楽曲提供など多岐に渡る活動を続けて現在に至る。indigo la Endの最新デジタルシングル「邦画」、ゲスの極み乙女。の最新デジタルシングル「ドーパミン」が好評配信中。2022年1月26日にジェニーハイ初のライブ映像作品『アリーナジェニー』をリリース。