日本が好きで訪日したのに、日本を離れる外国人がいる理由=中国
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 出入国在留管理庁によると、2021年6月末の在留外国人数は282万3565人で、前年末に比べ6万3551人(2.2%)減少した。これは新型コロナの影響があると思われるが、中国の動画サイト西瓜視頻はこのほど、「日本に定住しようと訪日した外国人は、なぜ最終的に日本を離れるのか」と題する動画を配信した。

 配信者は、日本に定住したいと考える外国人たちは「日本が好き」で訪日するという前提があると指摘した。しかし、実際に日本で生活した後に日本を離れる決断を下す外国人は少なくないと主張している。その理由について配信者は、海外のQ&Aサイトに寄せられた回答から説明している。

 紹介したのは、現在オランダに住む日本の専門家の回答だ。日本での留学経験があり、日本語が流暢で日本文化に対する知識が深く、当初は日本に永住したいと思ったものの、半年過ぎたあたりからその考えが変わり、1年後には日本を離れたという。

 その理由は、「日本社会に溶け込むのは至難の業」だからだという。学校では溶け込めたものの、学校の外では外国人は蚊帳の外にされている感じで、いくら努力しても日本社会に溶け込むことはできなかったと嘆いている。また、「社会の圧力や制限」をあちこちで目の当たりにし、嫌になったと述べている。自分の意見を自由に言えない雰囲気にも耐えられなかったという。

 この動画に対して寄せられたコメントを見ると、動画の内容に同意する人が多いようだった。なかには「中国文化の方が包容力はあると思う。外国人は中国の生活に比較的溶け込みやすい」と自賛する人もいた。しかし、「北京や上海、広州から離れる中国人が多いのと同じ理屈だと思う」という意見もあり、中国でも多かれ少なかれ同様の現象があると言えるようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)