【ご当地タバコを含めて400種以上】
江蘇省であれば「南京」、浙江省であれば「利群」、「大紅鷹」といった具合に広大な国土を誇る中国では「ご当地タバコ」が存在し、外国メーカーのタバコまであわせると400以上の銘柄が存在するといわれている。
日本であればタバコの値段は全国どこでも同一であるが、中国ではタバコの再販価格が指定されていないため、店や地域、季節によって値段が変動する。例えば、中国ではタバコは贈答品としても重宝するため、春節など多くの人が贈答品を買い求める時期には品薄となって値段も高騰するのである。
【最も有名で高価なタバコは?】
面子を重んじる中国人にとって、タバコは車や家などと同様に自らの身分を表す重要なツールでもあり、高価なタバコを人に勧めることは面子の立つことなのである。中国で流通する400以上の銘柄の中で、自らの身分を表すことが出来、大いに面子が立つタバコとしては「大熊猫(パンダ)」や「中華」を挙げることが出来るだろう。
「大熊猫(パンダ)」はトウ小平が愛したタバコであり、以前は高級官僚でなければ入手できないほど高価で貴重なものだったという。現在では比較的入手しやすくなっているというものの、それでも依然として高級品に変わりはなく、1本で他の銘柄のタバコ1箱分に相当するほど高価である。
また、「中華」はその名が表すとおり、まさに中国を代表するタバコといっても差し支えないほどの知名度を誇る。幾つかのラインナップが存在し、中には1箱100元(約1500円)を超えるものも存在し、これを吸っていれば面子の立つタバコと言う事が出来るだろう。しかし、こういった高級タバコには粗悪な海賊品も存在するため、購入の際には注意が必要だ。写真は押収された高級銘柄商品の海賊品。
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