中国の通信社、中国新聞社が4日、「東京・池袋で中国人が1カ月前、1970年代の文化大革命の時代をテーマにしたレストランを開業した」とのニュースを写真付きで配信した。

 中国各地にはこうした“文革レストラン”がすでにあり、これが東京に“進出”した形。
毛沢東の絵を飾った店内で、紅衛兵のようなユニフォームのスタッフが「人民のために奉仕」する。

 このニュースが伝わると、中国のインターネット上では賛否両論の議論が起きた。「なかなかいい」、「中国人は商魂たくましい」と好意的な意見がある一方で、「日本の右翼的な人たちに襲撃されるのでは?」「文革は中国史上に残る災難だ。それを喜ぶ人がいるとは……」と、否定的な意見もみられる。

 池袋周辺には中国人が多く集まっており、日本にしてはマニアックな中国料理の店も多い。こうした中に登場した“文革レストラン”。反中感情が和らいでないこともあり、日本人にウケるかどうかは微妙なところか。(編集担当:古川弥生)(写真は中国新聞社の4日付報道)
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