中国メディア・今日頭条は2日、「日本の男性はどれだけケチなのか クレイジーだ」とする記事を掲載。日本人社会で大いに浸透している割り勘の文化について紹介している。
記事はまず、日本においても社長や部長といった「偉い人」が飲み会に参加する場合は、一部あるいはすべての費用が彼らによって支払われるのが一般的であるほか、年長者が若い人と一緒に食事する場合も、普通は年長者が奢る事になると説明した。そのうえで、「偉い人」が払い終わった後の残金は「他のメンバーが1円単位で綺麗に分割して支払う事になる」と紹介。また、友人どうしの集まりでは全額が割り勘になるとしている。
記事は、日本でこれほど割り勘が浸透した背景には、1990年代のバブル崩壊があったと解説。バブル崩壊前は「誘った人が奢る」ケースが一般的であり、デートで男性が支払わない、あるいは、女性に割り勘を要求するというのは「男らしくない、ケチ」ということで女性に嫌われる傾向にあったと説明した。しかし、バブルが崩壊して慢性的な不景気に陥ると、交際費の財布の紐が固く締められ、ここから割り勘の風潮が盛り上がったのであると伝えた。
さらに、日本国内で行われたある調査で、今の日本では男性の4割以上がデートの際、割り勘にしてもらうと回答したことを紹介。その主な原因は、実際奢れるほどのお金を持っていないこと、相手が割り勘を認めてくれるということは「お金のために付き合っているのではない」ことの証明であるという考え方によるものであるとした。
割り勘文化だからといって、悪びれもなく彼女に対して「割り勘ね」という男性に好感は抱けない。一方で、奢ってもらうのが当然という態度でいる女性も、男性からしたらちょっと癪に障る。金額や割合がどうこうよりも、デート代の支払いに対する考え方が互いに合っているかが大切だ。それが金銭感覚や価値観にも繋がるからである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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