しかし、物価が安いのは乗り物だけではない。中国メディアの第一農経が24日付で掲載した記事は、日本は果物の値段が中国に比べて非常に高く、特に中国では安いスイカは「日本では想像できないほど高額」と説明している。
記事は以前にネット上で、中国で働いていたが定年となったときに「スイカを食べたいがために中国に残った」という日本人の話を見かけたと紹介、しかしこの日本人の気持ちは「多くの中国人にとって理解しがたいものだった」と説明した。
つまり、この日本人が中国に残ったのは中国に比べて日本のスイカの値段が高いということだが、この点を例証するために、日本ではサイコロ型・ピラミッド型・ハート型のスイカが数千円で販売されていると紹介。中国では安価で販売されることもあるスイカは日本では高級果物として扱われていることに驚きを示した。
さらにスイカ以外の果物についても、2016年に行われた競りの事例を紹介、2個入りの夕張メロンの最高落札額は300万円だったと紹介したが、日本の果物は食べ物としての役割以外に、贈答文化のなかで重要な役割を担っているために「極めて高い値段」がつくことがあると論じた。
中国の地方都市の場合、スイカは夏に500g当たり1元(約16円)で販売されている。もし1玉が5kgとすれば丸ごと1個が160円ということになり、日本に比べれば確かに圧倒的な安さだと言える。スイカが好きな日本人が退職後に中国に残りたいと願ったのもうなずけることであり、中国人が日本の果物の価格に驚くのも当たり前と言える。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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