トヨタのミニバン「アルファード」は中国でも人気がある車だ。日本でも高級車として知られるアルファードだが、中国では日本以上に高額となるため、富裕層の象徴として扱われているという。


 中国メディアの百家号はこのほど、日本を訪れた中国人の手記として、「日本国内ではたくさんのアルファードを見かけた」と伝え、日本人はなぜミニバンを好むのかと疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事は、多くの中国人は「日本は先進国で、収入も中国人より多いため、きっと街中ではドイツ車をはじめとする高級車が走っているのだろう」と勘違いしていると主張、日本を訪れたことがある人だけが「日本では国産の軽自動車とミニバンが人気」であることを知っているはずだと論じた。

 続けて、日本人の所得水準から考えれば、1ー2年も必死で働ければドイツ車などの高級車を購入することは難しいことではないとする一方、日本人は中国で人気があるような高級車はあまり支持されていないと指摘。そして、日本人がミニバンを好むのは明確な理由があり、その理由の1つ目が「日本人は実用性と快適さを重視している」ということだと強調し、車内空間が広く、多くの荷物を詰めて実用的であることが支持される理由だと論じた。

 さらに中国と違って、日本ではミニバンはそこまで高額ではないと指摘。アルファードは日本では300万円台から購入することができるが、中国では新車が77万元(約1245万円)もすると紹介。中国ではこれだけ高額でも人気が高いアルファードが非常に安く買える以上、「日本で支持されないはずがない」と指摘した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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