記事は、「まさかこの18年前の作品が今、中国市場において公開2日で興行収入1億3000万元(約20億円)を超えるとは思ってもみなかった。
その一方で、すでに中国でも知名度が高く、さまざまな手段により多くの人が鑑賞したことがある作品であるためか、中国の一部ネットユーザーからは「実際、映画館に『千と千尋の神隠し』を見に行った人の多くは、あまり宮崎作品を見たことのない人たちであり、本当の良さを今一つ理解していない人たちだ」という意見が見られたと紹介している。
この状況について記事は「本当の宮崎駿ファンであろうと、本当に宮崎氏のことを知っていようといまいとそんなことは関係ない。この作品は様々な層や角度からできている、クラシックでありながらいつまでも鮮度を保ち続けている映画なのである。時間の美しさ、善良さや初心を忘れないこと、そして美しき心の温かさ、いずれにおいても映画館に見に行くに値するのである」と評した。
さらに、着実に力をつけている中国の国産アニメも、約20年前に作られた同作品と比べるとやはり深み、厚みに欠ける部分があると指摘。舶来アニメの良い点をしっかり吸収し、いつか「外国人が中国アニメを見て拍手喝采する」日がやってくることへの期待を示した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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