記事は、以前日本でもちょっとしたブームを巻き起こした蘭州ラーメンに代表される中国の「拉麺」は、その字の通り練った小麦粉を何度も引っ張ることで細い麺を作り、熟練の職人がまるで糸のように細くなるまで繰り返し引っ張る様子をよく見かけると紹介した。
そのうえで、日本のラーメンに用いられる麺は、中国の麺とはまるで食感が違い、中国人にしてみると「硬さ」を感じるものであると説明。「みんな、日本の麺も中国同様に手で伸ばしていると思いがちだが、実は日本の麺は手で引っ張って伸ばすようなことはそもそもしないのだ」としている。
そして、日本の麺は練った小麦粉の塊を少々つぶしたうえで、麺棒を使って薄く延ばしていくと紹介。この工程により、中国の麺にはないコシの強さが生まれるとした。また、現在では機械を使って薄く延ばす工程を繰り返すケースが多く、薄く伸ばした生地をそれぞれ適当な太さに切り、小麦粉をまぶしたうえで茹でるのだと伝えた。
記事は、日本のラーメンに用いられる麺の作り方は、日本のそばの打ち方と同様であるとも説明。「だから、日本人はあの硬いそば粉を麺状にすることができるのだ」としている。
日本と中国のラーメンは麺の作り方も違えば、だしの取り方や味付けも違う。そして乗せる具材も大きく異なっており、もはや同じ名前でありながら、全く違う食べ物と認識すべきかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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