まずは発音の難しさ。中国語で26の母音、23の声母がある。日本語は平たく発音する音が多く、中国語には日本語にはないそり舌音や声調があり、どれも日本人泣かせの発音だ。さらに中国にはたくさんの方言があり、各地の方言と標準語といわれている中国語の差が激しい。それで、中国語を話せる日本人でも、発音はやはりどうしても「日本式」になってしまうのだ。
さらに語彙の難しさがある。日本と中国では同じ漢字が用いられることがあるが、意味は全く異なることがある。例えば中国語の「愛人」は日本語では「夫または妻」を指す言葉だが、日本で「愛人」は不倫相手を指す。ちなみに中国語で不倫相手は「小三」という。中国語の「小人」は人徳のない人という意味だが、日本語では「こびと」を指す。
さらに、漢字の違い。中国語には繁体字、簡体字があり、これも中国語を学ぶ日本人には区別がつきにくいようだ。中国語には量詞が数多くあり、すべてをマスターするには並大抵の努力が必要だ。
そして、文法の難しさがある。日本人が中国語を学ぶときに日本語の母音の影響を受けるため、文法表現の順番が変わってしまうことがある。
最後の点としては、中国人は勉強熱心で日本語を話せる中国人がたくさんいる、という点も日本人の学習を困難にしている、とのこと。どういうことだろうか。
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