記事は、多くのスマホブランドが世界規模の展開を積極的に進めており、これまでアップル、サムスン、LGなどが主流だった世界のスマホ市場において、これらのブランドよりもコストパフォーマンスが高い中国の新興ブランドが大きな発展のチャンスを迎えているとした。
その一方で、日本と韓国という2つの市場だけは進出が非常に難しいと指摘。韓国では大部分の消費者が自国ブランドであるサムスンを選択し、日本ではアップルのiPhoneが圧倒的なシェアを誇っており、その残りを自国ブランドが分け合っている状況だからだと伝えている。
そして、市場リサーチ機関のIDCが先日発表した2020年9~12月の日本におけるスマホのブランド別シェアで、iPhoneが52.6%という圧倒的なシェアを獲得して1位となり、2位のシャープが12.4%、3位の京セラが7.0%だったとした。世界的に大きなシェアを誇るサムスンも日本では6.8%のシェアに留まっており「日本市場に進出する難しさが見て取れる」と評した。
さらに、華為科技(ファーウェイ)や小米などの中国メーカーはトップ5に入らない「その他」として扱われており、「残念ながら日本市場では敗退と言える」と伝えた。
中国ブランドのスマホは、日本ブランドよりも高いスペックを搭載しながら比較的低価格で手に入るのが大きな魅力。一方で、性能の安定性や信頼度という点ではまだまだアピールが必要だ。iPhoneのような「カリスマ性」を得ることはかなり難しいかもしれないが、名機、良機を生み出すことで少しずつシェアを伸ばすことはできるのではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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