中国人大学生にとって、留学先、就職先として日本は引き続き人気だ。ただ、一方で、世界的にアジア系の人々へのヘイト犯罪が多発する中、「日本ではそういうことはないの?」と心配する人もいるようだ。
中国メディア網易が「中国人は日本で差別されないのか?」という切り口でこの問題を取り上げている。

 記事はまず、アメリカなど世界中で起こっている差別や、ヘイト犯罪の状況について言及し、「行先の外国で、国や社会が自分をきちんと守ってくれるかどうかは気になるだろう」と述べている。この点について、日本の社会で、差別を受け、犯罪に巻き込まれることはあるのだろうか? と疑問を投げかけている。

 記事は結論として、「日本ではそうした差別的な扱いはほとんどない」と述べ、「仕事の能力や資格、実力があればどんな学校でも職場でもきちんと評価される。日本では法律を冒してまで差別する人や、暴力を振るう人もほとんどおらずこの点は安心。日本人は法律を守りきちんとしているので、表立って差別されることはまずないだろう」と述べている。

 とはいえ、日本では外国人としていくらか珍しがられたり、「何ビザで日本に来たのか」、「親はどんな仕事をしているのか」、「日本ではいくら稼いでいるのか」などと、同じようなことを何度も聞かれるかもしれない、と述べている。

 記事は、「どんな社会でも実力のあるものはきちんと評価される。日本も実力社会。海外で自分の人生を背負ってしっかり生きることが成長につながるのだ」とまとめている。(編集:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)


【関連記事】
旅行に行くなら日本? ヨーロッパ? 結局どっちがいいの!=台湾メディア
成績だけじゃない! 日本の家庭での教育はここがすごい
台湾脱線事故で思い出す 日本の安全意識にびっくり!除草作業の時も・・・ =台湾メディア
「中国に比べれば日本の教育格差はないに等しい!」日本は全国どこでも良質の教育をも受けられる!
日本の書道から学ぶことが多い! 「我が国を凌駕する書への真剣さ」
編集部おすすめ