ローソンは今期(27年2月期)、商品力とデジタル活用を軸とした成長戦略を一段と強化する。竹増貞信社長は決算会見で「50周年を迎えた昨年は“大盛でお得なローソン”というイメージをつくることができた。
今期はお得に加え、改めて商品力で評価されることを目指す」と述べる。

 商品戦略では、ユニークで新規性の高い商品を含め、「お客様にワクワク、ドキドキしていただける商品を提供していきたい」と強調する。

 なかでも差別化の柱と位置付けるのが店内調理の「まちかど厨房」だ。弁当などについて「お店でご飯を炊いて提供しているのは当社のみ」とし、調理メニューの拡充などを通じ、出来たて商品の価値を高める。
 
 デリバリー事業は「立地を超えてお客様に商品を届けるサービス」として強化する。3月からローソンアプリで注文できる自社サービスを開始したほか、デリバリー専用商品の拡充も進める。厨房を活用した「ゴーストレストラン」についても「加盟店からの要望が増えている」とし、人材教育や設備が整った店舗を中心に展開を広げる。

 運営面では、次世代発注システム「AI.CO」の活用を定着させる。2024年7月に全国導入が完了し、需要予測に基づく品揃えや値引きタイミングの最適化に寄与している。「品揃えして廃棄するのではなく、適切な品揃えで売り切る運営に変えていく」とし、本部主導で売り切りを支援する。オペレーション改革は、店舗や本部業務など全体で効率化を進め、まずは5%削減、2030年に30%削減を目指す。

 このほか、首都圏で新業態「Lミニマート」を26年度上期中に出店する。
日常使いに特化したミニスーパー型で、都市部の需要取り込みを狙う。「ローソンストア100」についても再構築を進め、同年後半に具体策を打ち出す。

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