プレミアリーグ第33節が19日に行われ、リヴァプールは敵地でエヴァートンと対戦した。

 前節終了時点で、リヴァプールは勝ち点「52」を獲得し、5位につけている。
来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場圏が5位以内まで広がったことで、現時点ではCL行きの切符を手にできる立ち位置だ。6位につけるチェルシーとは勝ち点差が「4」。チェルシーが今節を落としたことで、その差を広げるチャンスが到来している。

 そんな今節は、伝統のマージーサイド・ダービーが開催。エヴァートンの本拠地『ヒル・ディッキンソン・スタジアム』にて行われる初のマージーサイド・ダービーとなる。リヴァプールはCL・準々決勝でパリ・サンジェルマンに2戦合計0-4で破れており、敗退のショックから立ち直る一戦としたい。リヴァプールに所属する遠藤航は、負傷中のためメンバー外となった。

 試合は序盤から、ホームスタジアムの大声援を背に、エヴァートンが攻勢を強めていく。チャンスの数を増やしながら、GKギオルギ・ママルダシュヴィリが守ゴールを陥れることはできなかったが、27分には遂に“その時”が訪れる。

 GKジョーダン・ピックフォードからのロングフィードで、ジェイク・オブライエンが右サイドを抜け出し、クロスボールを送る。ペナルティエリア内に走り込んだイリマン・エンディアエがこのボールを収めると、冷静にゴールネットを揺らす。エヴァートンが先手を取ったかと思われたが、オブライエンが右サイドを抜け出したシーンがオフサイドと判定され、得点は認められない。


 リヴァプールとしては、序盤から嫌な時間が続いたが、このシーンの直後に均衡を破ってみせる。敵陣左サイドへのプレッシャーで相手を追い込むと、パスミスを拾ったコーディ・ガクポが前を向き、中央を破るスルーパスを通す。最後はボックス内へ走り込んだモハメド・サラーが冷静にフィニッシュ。『ヒル・ディッキンソン・スタジアム』でのマージーサイド・ダービーにおける最初のスコアラーとなったのは、これが自身最後のマージーサイド・ダービーとなるサラーだった。

 リヴァプールがこの1点を守り切って前半を終えたが、後半に入るとエヴァートンが反撃。54分、自陣左サイド高い位置でのパス回しから、大外で前を向いたヴィタリー・ミコレンコがスペースへ浮き球のスルーパスを送ると、抜け出したキアナン・デューズバリー・ホールがボックス左深い位置からマイナスへ折り返す。最後はベトがダイレクトで押し込み、エヴァートンが試合を振り出しに戻した。

 リヴァプールにとって痛恨だったのは、失点だけではない。このシーンでベトと接触したGKママルダシュヴィリが負傷し、フレディ・ウッドマンとの交代を強いられる。ウッドマンは昨夏の加入後、プレミアリーグでは初出場となった。

 以降は両チームともにゴールを脅かすシーンを作りながら、勝敗を分ける次の1点は生まれずに時計の針が進む。それでも、試合はこのままでは終わらなかった。


 後半アディショナルタイムに入って10分が経過した頃、リヴァプールが左コーナーキックを獲得すると、ボックス内で強さを見せたフィルジル・ファン・ダイクがヘディングシュートをねじ込む。エヴァートンの“守護神”ピックフォードを打ち破る一撃で、リヴァプールが土壇場で前に出た。

 試合はこのままタイムアップ。この結果、『ヒル・ディッキンソン・スタジアム』での初のマージーサイド・ダービーはリヴァプールに軍配が上がった。リヴァプールはマージーサイド・ダービーでシーズンダブルを達成。プレミアリーグで2連勝を飾った。一方、エヴァートンは3試合ぶりの黒星を喫した。

 次節は25日に行われ、リヴァプールはホームで鎌田大地を擁するクリスタル・パレスと、エヴァートンは敵地でウェストハムと、それぞれ対戦する。

【スコア】
エヴァートン 1-2 リヴァプール

【得点者】
0-1 29分 モハメド・サラー(リヴァプール)
1-1 54分 ベト(エヴァートン)
1-2 90+10分 フィルジル・ファン・ダイク(リヴァプール)


【ゴール動画】リヴァプールがダービーでシーズンダブル







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