KNVBカップ決勝が19日に行われ、AZとNECが対戦した。

 市原吏音と毎熊晟矢が所属し、2012-13シーズン以来13年ぶり通算5度目の優勝を目指すAZ。
今大会はラウンド16で国内の盟主たるアヤックスを6-0で粉砕するなど安定した戦いを見せ、2シーズン連続で決勝へ駒を進めた。一方、佐野航大と小川航基を擁するNECは2シーズンぶりの決勝進出。準決勝ではエールディヴィジ3連覇中のPSVに競り勝ち、悲願の初優勝に王手をかけている。タイトルをかけた大一番に佐野は先発出場し、市原、毎熊、小川はベンチ入りした。

 前半は両チームが攻め合う展開となる。14分、NECはダルコ・ネヤシュミッチがワンタッチで敵陣右サイドのスペースへ展開し、抜群のスピードで抜け出したサミ・ウィッサの折り返しにノエ・ルブレトンが合わせたが枠を捉えられず。AZの反撃は24分、ヨルディ・クラーシの強烈なミドルシュートがクロスバーを直撃。その直後にはイライジャ・ダイクストラが味方との見事なワンツーからボックス内へ抜け出したが、シュートはGKヤスパー・シレッセンに阻まれた。

 拮抗した展開の中で迎えた32分、敵陣中央やや左寄りの位置でフリーキックを獲得したAZは、意表を突いて左サイドに開いていたロ・ザンジェロ・ダールへショートパス。ドリブル突破から中央へ折り返すと、最後は混戦からメース・デ・ヴィトが右足で押し込み先制に成功した。前半は1-0で終了する。

 後半も一進一退の攻防が続く中、67分にAZが大きな追加点を奪う。
自陣左サイドでのボール奪取からカウンターを発動し、スペースへ抜け出したキース・スミットが左からカットインしてゴール前へラストパス。これを受けたスフェン・マイナンスがゴール左下へ冷静に流し込んだ。さらに6分後には再びカウンターを発動し、ハイラインの背後の広大なスペースに抜け出したペール・コープマイネルスが飛び出してきたGKを嘲笑うかのようなループシュートを沈め3点差とする。

 苦しい展開となったNECは78分、チャロン・チェリーが蹴った左コーナーキックから途中出場の小川航基が強烈なヘディングシュートを叩き込み、反撃の狼煙を上げる。しかし、AZは90+1分にキース・スミット、90+5分にトロイ・パロットがネットを揺らして追加点。試合は5-1で終了し、AZが13年ぶりにKNVBカップを制覇した。

【スコア】
AZ 5-1 NEC

【得点者】
1-0 32分 メース・デ・ヴィト(AZ)
2-0 67分 スフェン・マイナンス(AZ)
3-0 73分 ペール・コープマイネルス(AZ)
3-1 78分 小川航基(NEC)
4-1 90+1分 キース・スミット(AZ)
5-1 90+5分 トロイ・パロット(AZ)


【ハイライト動画】AZがカップ戦決勝で5発快勝! NECは小川航基が追撃弾も及ばず

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