通算11度の優勝を狙うアトレティコ・マドリードは、準決勝で前回王者バルセロナを2戦合計4-3で上回り、2020-21シーズン以来の優勝がかかる13年ぶりの決勝に勝ち進んだ。
対する通算4度目の優勝を狙うレアル・ソシエダは、アスレティック・ビルバオとの“バスク・ダービー”となった準決勝を2戦合計2-0で制し、決勝に駒を進めた。2019-20シーズン以来となるコパ・デル・レイ制覇、そして日本人選手としては初となるスペイン国内主要タイトル獲得となるか。
試合はホイッスルが鳴ってすぐの1分(データサイトのOptaによると14秒で国王杯決勝史上最速)に動いた。レアル・ソシエダのゴンサロ・ゲデスが敵陣深くの左サイドでボールを持つと、少しドリブルで持ち運んでからボックス内へクロス。アンデル・バレネチェアがこのクロスを頭で叩き込み、レアル・ソシエダが早々にリードを奪った。
だが19分、アトレティコ・マドリードはパスをつなぎながら敵陣まで前進すると、アントワーヌ・グリーズマンが左サイドから中央へパスを通す。これをアデモラ・ルックマンが左足で相手の股を抜くシュートをゴール右隅に沈め、試合を振り出しに戻した。
その後はアトレティコ・マドリード、レアル・ソシエダ共に拮抗した展開となる。しかし前半アディショナルタイム1分、レアル・ソシエダが敵陣の右サイドでFKを獲得。キッカーのカルロス・ソレールが蹴ったクロス性のボールにゴンサロ・ゲデスが飛び込んだが、GKフアン・ムッソと空中で交錯。これがGKムッソのファウルと判定され、レアル・ソシエダがPKを獲得する。これを主将のミケル・オヤルサバルが決め、レアル・ソシエダが再び一歩前に出た。
後半に入ると、アトレティコ・マドリードがボールをコントロールしていく。一方で目立ったチャンスはなく、レアル・ソシエダの1点リードのまま試合は経過していく。
レアル・ソシエダのペッレグリーノ・マタラッツォ監督は、68分にバレネチェアとペニャト・トゥリエンテスを下げ、パブロ・マリンとホン・ゴロチャテギを投入。マリンが右ウイングの位置に入った。
しかし83分、アトレティコ・マドリードのティアゴ・アルマダが折り返しのボールを出し、フリアン・アルバレスがうまくトラップして左足を一閃。強烈なシュートをゴールニアサイドに突き刺した。
追いつかれたレアル・ソシエダは、88分にセルヒオ・ゴメスに代わって久保建英が途中出場。それでも90分間で決着はつかず、延長戦に突入した。両チーム共に決定機を迎えたが、決めきることはできずにスコアは動かない。タイトルの行方はPK戦に託された。
そして迎えたPK戦はアトレティコ・マドリードの先攻に。しかし1人目のキッカーのアレクサンダー・セルロートが蹴ったボールは、レアル・ソシエダのGKウナイ・マレーロにストップされる。
この後は両チーム共にラ・リーガ第33節の試合に臨む。アトレティコ・マドリードは22日にアウェイでエルチェと、レアル・ソシエダは22日にホームでヘタフェとそれぞれ対戦する。
【スコア】
アトレティコ・マドリード 2-2(PK戦:3-4) レアル・ソシエダ
【得点者】
0-1 1分 アンデル・バレネチェア(レアル・ソシエダ)
1-1 18分 アデモラ・ルックマン(アトレティコ・マドリード)
1-2 45+1分 ミケル・オヤルサバル(PK/レアル・ソシエダ)
2-2 83分 フリアン・アルバレス(アトレティコ・マドリード)
【動画】久保建英がプロ初タイトル! レアル・ソシエダが国王杯優勝!

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