トッテナム・ホットスパーに所属するオーストリア代表DFケヴィン・ダンソが人種差別的誹謗中傷の被害に遭ったようだ。19日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。


 トッテナム・ホットスパーは18日に行われたプレミアリーグ第33節でブライトンと対戦。2度リードを手にしたものの、三笘薫に強烈なボレーシュートを決められたほか、終了間際にも同点弾を許し、2-2のドローに終わり、リーグ戦15試合未勝利(6分け9敗)となった。

 この試合にフル出場したダンソはクロスの対応をクリアしきれず、ペナルティエリア内でボールを奪われたことで90+5分に痛恨の同点弾を献上してしまっていたなか、試合後にソーシャルメディア上で人種差別的誹謗中傷を受けたという。

 これを受け、トッテナム・ホットスパーはクラブ公式サイトで「プレミアリーグの『人種差別反対』キャンペーン期間中に行われたブライトン戦後、ケヴィン・ダンソはソーシャルメディア上で、深刻かつ忌まわしい人種差別的な暴言にさらされ続けている」と声明を発表し、警察に通報していることも明かした。

「私たちは卑劣で非人間的な人種差別を耳にし、目にした。これは紛れもなく犯罪行為で、決して容認できない。クラブは直ちに対応する。特定されたすべてのコンテンツをロンドン警視庁、加害者の居住国の関係当局、および関連するソーシャルメディアプラットフォームに報告する。特定した人物一人ひとりに対し、可能な限り厳正な措置を講じるよう働きかけていく」

「ケヴィンは選手としても、一人の人間としても、クラブから全面的かつ無条件の支持を受けている。このクラブでは、このような事態に直面して孤立する人は決していない」

「調子やリーグ順位は、人種差別的な暴言を正当化したり、説明したりするものではない。ピッチ上でのパフォーマンスと、選手を差別する権利との間には何の関係もない。パフォーマンスに対する批判は試合の一部だが、人種差別はそうではない」

 また、プレミアリーグも次のように声明を発表している。


「ケヴィン・ダンソとトッテナム・ホットスパーとともに、ソーシャルメディア上で彼が受けた卑劣な人種差別的暴言を非難する。差別的な暴言は、フットボール界はもちろん、社会全体においても決して許されるものではない。他者を侮辱するような行為をする者は私たちの試合にふさわしくなく、真のファンとは言えない」

「この問題に対処するために、さらなる取り組みが必要であることは明らかだ。私たちは、クラブ、協会、法執行機関、そしてソーシャルメディア企業と協力し、この問題がすべての関係者にとって最優先事項であり続けるよう努めていく。差別行為が発覚し、有罪と判断された個人には、クラブからの処分や法的訴追を含む、可能な限り厳重な処罰が科せられる」


【ハイライト動画】トッテナム・ホットスパーvsブライトン

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