ジュピラー・プロ・リーグのプレーオフ1第4節が23日に行われ、シント・トロイデンとアンデルレヒトが対戦。後藤啓介とライアン・メルランの得点でシント・トロイデンが2-0で勝利し、プレーオフラウンドに入ってから4試合目で初勝利を手にした。

 
 レギュラーシーズンで二桁得点に到達していた後藤だったが、プレーオフラウンドでは4戦目でようやく初得点。それが決勝点となって勝利につながったが、「結果が出ていなかったのはチームとして悔しかったですけど、ユニオン(サンジロワーズ)や(クラブ)ブルッヘ相手にもやることはやって、あと一歩というところで負けていたので、今日はそのあと一歩がしっかり出て、チームとして一丸となって戦った結果、勝てたと思います」と振り返り、「ヨーロッパリーグ出場という、チームとしてもファン・サポーターとしても目標にしているところを、いかにどれだけキープして、かつキープだけではなく、しっかりと上を目指してチャンピオンズリーグ予選(出場権獲得)や、優勝はまだ可能性が消えてないので、しっかりそこを目指しながら頑張っていきたい」と、今回の勝利を弾みに、残り6試合で勝ち星を積み上げることにフォーカスしていると話した。

 今シーズン、アンデルレヒトからのレンタル移籍でシント・トロイデンに加入している後藤。試合直後にサポーターと勝利の喜びを分かち合っているさなか、アンデルレヒトDFルドビク・アウグスティンソンとひと悶着となる場面もあったが、「『お前は(アンデルレヒトに)帰ってきたくないのか』と言われた」とやり取りに言及。ゴールセレブレーションも行っていたが、レギュラーシーズン中にアンデルレヒトのホームゲームで得点した際は「同じことはしていない」と、保有元のクラブへの敬意は持っているとした上で、「サポーターも同じ気持ちですし、シント・トロイデンの選手として戦っているので」と、目の前のホームサポーターと喜びを分かち合いたかったと話している。

 試合後の一連のやり取りについてはベルギーメディアも後藤にこぞって質問。アンデルレヒトに戻る気はないのかと問われると、「戻りたい気持ちはありましたけど、少ないチャンスでも結果を残していた自分にチャンスをくれなかったので。チャンスをくれるクラブで、こうやって結果を残しているので、帰りたいという気持ちはないです」ときっぱり。ベルギーのDAZNでの試合後インタビューや、日本メディアに向けても、ブンデスリーガをはじめとした次のステップを見据えていると明言している。

 シント・トロイデンは次節、中2日でアウェーゲームとなるメヘレン戦を迎える。「(プレーオフラウンド)初勝利できて、ここから波に乗れると思うので、この波をしっかり継続できるようにチーム一丸となって、しっかり休んで、また勝てるように頑張りたいと思います」と、次戦へフォーカスしている。

取材・文=小松春生


【動画】後藤に対して保有元アンデルレヒトの選手が抗議



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