フィギュアスケート男子で五輪2大会連続銀メダルの鍵山優真が24日、東京国際フォーラムで行われた世界獣医師会大会に参加した。所属先のオリエンタルバイオの渡辺和孝代表取締役社長とトークセッションを実施。

自身の体調管理法について「健康を維持する上で特別なことをしているわけではない。日々の当たり前のことの積み重ねで、今のコンディションができている。手洗い、うがい、バランスの良い食事を取ったり、睡眠を取ったり。誰でもできるところからの積み重ねで健康を維持している」と話した。

 健康食品を販売する同社とは渡辺氏の知人からの「鍵山のサポートをしないか」という声かけをきっかけに、契約に至った。5年前から所属選手として活動し、五輪2大会連続銀メダルを獲得した鍵山に対し渡辺氏は「オリンピックを超えるトップアスリートは、こんなに人格者になられる。悟りを開いた人ような感じを受けた」と絶賛。「自分だけじゃなくて色んな方のために戦うことを乗り越えた方は、こんなに風に成長なさるんだと拝見できただけでも光栄」とメッセージを送った。

 対する鍵山は「僕は人格者ではないと思うんですけど…」と笑いながらも、「自分の力だけで成り上がっているわけではない。サポートに感謝しながら、僕はパフォーマンスで恩返しをしたいと思っている。オリンピックのメダルをお見せできたたことが、恩返しの一つになっている。信頼関係が成り立っていると思うので、これからもいい関係で続けられたら」と感謝の言葉を述べた。

 鍵山は来季の休養を発表。所属選手の大きな決断に渡辺氏は「お話を伺ったときに思ったことは『もう、どうぞ』と。さんざん背負って戦ってきて、結果も残して、あんな笑顔で終われた。どうぞ休養なさってください」と二つ返事で快く受け止めたと明かした。「いったん離れて違う角度から見ることによって、気づきがあったり、どんな風に考えたら良かったのかがあると思う。ますます磨きがかかって素晴らしいアスリートになるんじゃないかと。引き続き応援していきたいし、静かに眺めていたい」とエールを送った。

 この日はリンクとは違い、研究者らが集う場に登場。慣れない環境に緊張もあったが「こういう場を経験して、人として成長していくことも今後につながると思う。健康に関するしっかりとしたお話ができたことはいい経験だった」と笑顔で話した。

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