イングランド代表は痛恨の逆転負けを喫し、60年ぶりのワールドカップ決勝進出を逃した。

 FIFAワールドカップ2026・準決勝が現地時間15日に行われ、イングランドはアルゼンチン代表と対戦した。
55分にモーガン・ロジャーズのクロスにアンソニー・ゴードンが合わせて先制したが、その後は前回王者に押し込まれる展開に。守護神ジョーダン・ピックフォードの好セーブもあり何とか凌いでいたが、85分と90+2分に立て続けにネットを揺らされ、1-2で敗れた。

 イングランドとしては“守備固め”が裏目に出る形となった。トーマス・トゥヘル監督は72分にゴードンを下げてエズリ・コンサを投入し、システムを5バックに変更。しかし、クロスの出所を抑えることができず、カウンターも打てぬまま自陣に釘付けに。82分には長身DFダン・バーンを投入したが、その後2失点。90+6分にイヴァン・トニーとマーカス・ラッシュフォードへ望みを託すも、反撃の手は残されていなかった。

 試合後、トゥヘル監督はイギリスメディア『BBC』を通じて「残念だ。あと一歩のところまで来ていたが、得点後は受け身に回り、相手に多くのチャンスを与えてしまった。ボールを奪い返すことができず、クロスやシュートを次々と許してしまった」と悔しさを滲ませつつ、自身の采配を次のように振り返った。

「ここ数試合、私は攻撃的な選手を投入する交代を行なってきたが、それはあくまで選手を助けるための策だった。スペースが空きすぎていたので、5バックに変更することにしたんだ。
相手はことごとく空中戦を制し、執拗にクロスを上げてきたから、中央のスペースを埋め、空中戦での強さを確保するために5バックにした。得点直後、交代を行う前からすでにクロスやチャンスを許していたので、何とか状況を改善しようとした」

「もちろん追加点は狙っていたが、攻撃的な選手を投入することが助けになるとは感じられなかった。チームは受け身になり、どんどん消極的になっていき、ボールを奪えず、キープもできない状態だった。戦術的な構造の問題ではなかったと思うが、試合の流れは一変してしまった」

 自国開催の1966年大会以来の優勝という夢が潰えたイングランド。現地時間18日の3位決定戦ではフランス代表と対戦する。


【ハイライト動画】イングランドの守備固めは裏目に…アルゼンチンが劇的逆転勝利

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