◆JERAセ・リーグ 巨人4X―3広島(1日・東京ドーム)

 広島は今季3度目のサヨナラ負けで、今季最長の連敗が6に伸びた。同点の延長12回、2死一塁から吉川のサヨナラ打で勝負を決められた。

カード初戦に続き、3連戦で2度のサヨナラ負け。4月9日以来の借金生活に突入した。

 初回2死無走者から5連打で3点を先取しながら、2回以降は無得点。9回は無死満塁の絶好機を逃した。今季最多16安打に5四死球もありながら、16残塁という拙攻が響いた。

 東京D、神宮、横浜の首都圏3球場では、今季これで8戦全敗という惨状が続く。4時間38分の死闘と連敗の疲れを抱えたまま、2日から広島に戻って中日3連戦。今季9勝3敗と大きく勝ち越す本拠地マツダで仕切り直す。以下は新井貴浩監督の試合後の主な一問一答。

 ―延長12回はルーキー・岡本投手を送り出した

 「まあまあ、いい経験にしてもらいたいです」

 ―打線は初回2死無走者から5連打。いい形で3点を先取した

 「2アウトからね。ヒットも出ているし、あともう少しじゃないかな」

 ―好機は多かったが決定打を欠いた

 「まあまあ、ヒットは出ているし、チャンスは作れている。

あともう少しのところまで来ているな、と」

 ―5回2失点だったドミンゲス投手の評価は

 「あそこは上位に回るということで、迷いなく5回で交代というのは決めていた」

 ―投球の組み立てに苦労していた

 「ちょっと荒れ球なので。それが彼も持ち味といえば持ち味なんだけど、ここの球場は1つの四球が命取りになる。でも5回まで粘り強く投げてくれたと思います」

 ―復帰3戦目で初めて先発マスクをかぶった坂倉選手が2安打1打点、盗塁も刺した

 「全然、大丈夫ということなんで。いいヒットだったし、守りも良かったと思います」

 ―打線は今季初めて小園選手を1番起用し、3番は野間選手を入れた

 「そこは小園の気分転換もあるし、今の状態を考えたときに走者がいるところで野間にいってほしいなってのがあった。総合的に考えてああいう打順にした」

 ―野間選手は当面3番か

 「今日もいい打撃していた。対戦相手、投手にもよるし、そこは考えたいと思います」

 ―本拠地に戻って仕切り直しか

 「もちろん、当然」

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