大谷翔平、伝説の地で走った！打った！　２２８日ぶりマイアミ凱旋で９号２ラン　「５０―５０」衝撃よみがえる
大谷翔平（ロイター） 画像（1枚）

◆米大リーグ　マーリンズ―ドジャース（５日、米フロリダ州マイアミ＝ローンデポパーク）

　ドジャース・大谷翔平投手（３０）が５日（日本時間６日）、敵地・マーリンズ戦に「１番・ＤＨ」で先発出場。２２８日ぶりの“聖地”凱旋で、５回に２試合ぶりの９号２ランを放った。

　３点リードの５回無死二塁。２２年のサイ・ヤング賞右腕、アルカンタラの９７・７マイル（約１５７・６キロ）直球を振り抜いた。今季最速の打球速度１１７・９マイル（約１８９・７キロ）で右翼の自軍ブルペンに打ち込んだ。キャッチしたド軍スタッフは大興奮だ。本塁打では今季最も低い角度２０度の弾丸ライナーで、飛距離は３８６フィート（約１１７・７メートル）を記録した。アルカンタラからは４月２９日（同３０日）に“パパ１号”となる７号先頭打者本塁打を放っていたが、わずか５日前の出来事を敵地で見事に“再現”した。

　ローンデポパークでの試合は、昨年９月１９日（同２０日）以来。６打数６安打３本塁打１０打点２盗塁で、史上初の「５０―５０」どころか「５１―５１」を成し遂げた伝説の一戦だ。大谷は「一生忘れないと思う」と話し、「いろいろプレーしてきた球場の中でも、好きな球場の一つ」。その試合では９回に３打席連発となる５１号３ラン。この日の初回先頭の第１打席は空振り三振に倒れ、年をまたいで“４打席連発”とはならなかったが、３回１死の第２打席では四球。直後に４試合ぶりの今季１０盗塁目を決め、５年連続７度目の２ケタ盗塁に到達していた。

そして、伝説の試合同様、盗塁の後にホームランの数も増やした。

　試合前にはロバーツ監督も昨季の大谷の偉業を振り返り「昨年、ここでの夜は私たち全員にとって特別な夜だった。翔平が達成したような何かを成し遂げた時には常にその場所が心に残るものになる」とほほ笑んでいたが、新たな思い出が追加された。本塁打王争いでは、リーグトップのシュワバー（フィリーズ）に２本差と迫り、メジャーでは５年連続７度目の２ケタ本塁打にも王手をかけた。

　２３年はＷＢＣ決勝で世界一の胴上げ投手、２４年は前人未到の「５０―５０」達成と誰もが目を疑う活躍をしてきたマイアミで、今年もセンセーショナルな一撃。ここ、ローンデポパークは大谷翔平のためにあるのだろうか―。

　◇大谷の年度別本塁打数（★は本塁打王）

　▽１８年　２２本

　▽１９年　１８本

　▽２０年　７本

　▽２１年　４６本

　▽２２年　３４本

　▽２３年　４４本★

　▽２４年　５４本★

　▽２５年　９本

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