◆JERAセ・リーグ 広島9―4中日(4日・マツダスタジアム)
2連敗の中日は借金1となり、Bクラスに転落した。このカード初戦で今季最長4連勝として貯金1としていたが、再び勝率5割を下回った。
選手生命の危機を乗り越え、3年ぶりの登板となった岡田が先発。3回まで1安打無得点と好投したが、2―0で迎えた4回につかまった。先頭からの3連打などで2点を奪われ、同点とされたところで交代。3回1/3を4失点で「復帰戦だったので、いい形で終えたかったですが、リリーフに迷惑をかける結果になってしまい、申し訳ないです」とうなだれた。
23年の春季キャンプの練習試合で右大腿(だいたい)骨を骨折。選手生命の危機から22年6月11日の日本ハム戦(札幌D)以来、1058日ぶりの1軍のマウンドは悔しい黒星に終わったが、救援した祖父江も誤算だった。広島の勢いを止められず、1/3回を3安打3失点。この回一挙7点を失った。
打線は上林が2本の適時打を含む3安打で、このカード2度目の猛打賞。先にリードを奪ったが、中盤の大量失点が痛かった。5日は本拠地バンテリンドームでDeNA戦。ドラフト1位の金丸がプロ初先発する。