◆JERA セ・リーグ DeNA1ー3巨人(4日・横浜)
巨人・岡本和真内野手(28)が勝利につながる道を切り開いた。3回1死一、二塁。
1打席目だった初回2死一塁では4球連続チェンジアップで空振り三振。2打席目で同球種を仕留め「そこはたまたまですけど、1打席目、あんなにチェンジアップが続くと思わなかったので、打てて良かったです」と振り返る。チームは東と試合前時点で6勝14敗と、現役では最多の貯金8を献上していた。岡本も試合前まで57打数13安打で打率2割2分8厘と抑え込まれていたが、各自が狙い球を絞りながら安打を重ね、左腕に土をつけた。
チーム最多今季5度目の勝利打点。阿部監督は「向こうもそうだけど、お互い大変な中で、打つ人が打てば勝つ2試合だったかなと思います」とうなずいた。今季初スタメンの同学年・岸田も一発を放つなど躍動し「練習から今日のホームランみたいな打球を打っていたので、今日は打つやろな、と思いながら見ていました」と声を弾ませた主砲。4番の頼もしさを感じさせる、GW中の一戦だった。