◆米大リーグ ブルワーズ―カブス(4日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー=アメリカンファミリーフィールド)
カブス・今永昇太投手(31)が4日(日本時間5日)、敵地・ブルワーズ戦で先発し、6回途中にベースカバーに入った際に左太もも裏付近を押さえて苦悶(くもん)の表情を見せて緊急降板するアクシデントに見舞われた。前回登板の4月29日(同30日)の敵地・パイレーツ戦でも両脚をつって緊急降板しており、2登板連続でアクシデントに見舞われた。
またしてもアクシデントに見舞われた。両軍無得点の6回。1死一、二塁でイエリチを一塁へのゴロに打ち取り、「3―6―1」の併殺を狙って一塁に走っている途中に苦悶(くもん)の表情を浮かべて左太もも裏を気にするしぐさを見せると、なんとか一塁ベースまでは到達したが一塁はセーフ判定で、その後は痛みからかしばらく動くことが出来ずにトレーナーや通訳らが駆け寄り、そのまま2死一、三塁で球数84球ながらマウンドを降りた。代わった2番手右腕・メリーウェザーが暴投と適時打で走者を返したため今永には失点「2」がついた。
今永は前回登板の4月29日(同30日)の敵地・パイレーツ戦で6回途中6安打無失点で3勝目を挙げたが、両脚をつって緊急降板。状態が心配されたが、中4日で先発のマウンドに上がった。試合開始前の時点で今季は7登板で3勝1敗、防御率2・77と好調を維持。ブルワーズ戦は昨季、5月29日(同30日)にこの日と同じ敵地(ミルウォーキー)で1度登板したが、5回途中8安打7失点と攻略されてメジャー初黒星を喫した相手だった。
5回までは快投を見せていた。初回は1死からコリンズ、コントレラスに連打を浴びてピンチを背負ったが、イエリチを右飛、ホスキンスを中飛に打ち取って無失点。2回は2死からこの試合初めての空振り三振を奪うなど3者凡退で危なげなく6番からの下位打線を抑えた。