◆日本生命セ・パ交流戦 2025 巨人2―0楽天(7日・東京ドーム)
楽天・大内誠弥投手がプロ初登板初先発で、4回61球を投げ1安打3奪三振2四球で無失点。打線の援護がなく、プロ初勝利こそならなかったが、上々のデビュー戦となった。
初回、2回と走者を背負ったが無失点。3、4回は3人ずつ抑えて、5回に打席がまわってきた場面で代打を送られて交代した。191センチの長身から投げ下ろす140キロ台後半の直球に、カーブやチェンジアップを交えて翻弄(ほんろう)した。
宮城・東松島市出身で、日本ウェルネス宮城から23年ドラフト7位で入団した右腕はデビュー戦を終えて「ゼロで終われたのはすごく良かった。(東京Dは)あまり暑くなかったので良かったかなという感じです。収穫でいうと、自分の持っている球というのは通用するというのが少し分かった。課題でいうと、真っすぐが今日はばらついてしまった。次の登板がどこになるかは分からないですが、そこを意識して投げたい。次は初勝利に向けて、もっと腕を振って頑張りたいと思います」と前を見据えた。