◆米大リーグ カージナルス2x―1ドジャース(7日、米ミズーリ州セントルイス=ブッシュスタジアム)

 ドジャースが7日(日本時間8日)、敵地・カージナルス戦にサヨナラ負けで敗れ、4カードぶりの負け越しが決まった。チームは0―1の9回には、1死一、三塁から暴投で5日(同6日)のメッツ戦から18イニングぶりとなる得点を挙げ、同点に追いついた。

だが直後の9回裏には無死一、三塁のピンチを招くと、内野5人シフトを敢行したが、代打・アレナドの打球は無情にも誰もいないレフトに飛び、サヨナラ負けを許した。

 先発・山本由伸投手(26)は、6回94球を投げて4安打無失点、9奪三振の好投で試合を作った。だが、6回終了時点で0―0と援護がなく、勝敗はつかず7勝目はならなかった。

 初回には、23年WBCでともに戦ったラーズ・ヌートバー外野手(27)と初対決。「1番・左翼」でスタメン入りしたヌートバーを直球2球で追い込むと、カーブはファウルにされたがスプリットで空振り三振を奪った。安打と四球で1死一、二塁のピンチを背負ったが、後続を打ち取って本塁を踏ませなかった。

 2回は2死から連打と死球で満塁のピンチを迎えたがヌートバーを空振り三振。3、4回は2イニング連続で3者凡退。5回は先頭のパヘスに4球連続ボールで四球を与えると、1死一塁で3打席目の対戦となったヌートバーに左前安打を浴びた。それでもウィンを空振り三振、ドノバンを二ゴロで無失点。5回終了時点で0―0と投手戦が続いた。6回は3者凡退。

94球となってマウンドを降りた。ヌートバーとの3打席の対戦は2三振と1安打だった。

 大谷は試合前時点で、2日(同3日)の本拠地・メッツ戦で右翼へ23号ソロを放ってから4試合連続で本塁打なし。前日6日(同7日)の敵地・カージナルス戦で打球速度113・4マイル(約182・5キロ)という強烈な右前安打を放つなど3試合連続で安打を放っていたが、5安打すべて単打と長打も4試合連続で出ていなかった。この日は、5回無死二塁の3打席目には、アクシデントにも見舞われた。1ストライクからの2球目で右足に自打球を当て、痛がってしばらく動けないほどだった。7回の第4打席までは快音は聞こえず3打数ノーヒットに倒れていたが、9回1死から二塁ベースに直撃する内野安打で4試合連続ヒットをマークした。

 チームは、0―0で迎えた8回に3番手カスペリアスが登板し、2死一、二塁から投手強襲安打で一塁への送球が乱れる間に勝ち越しのホームインを許した。 9回は1死から大谷が二塁ベース直撃の内野安打で出塁すると、ベッツが中安で一、三塁とチャンスメイク。3番・フリーマンは88・7マイルのスライダーに空振り三振に倒れたが、これがワイルドピッチとなって三走・大谷が同点のホームイン。5日(同6日)のメッツ戦以来、実に18イニングぶりとなる得点をマークしていた。

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