【広島】床田寛樹、悔しい９回の２失点も両リーグ単独最多の５完投で６勝目…チームはマツダ６００勝
完封を逃し、苦笑いで勝利の喜びに浸る床田（左＝カメラ・渡辺　了文） 画像（1枚）

◆日本生命セ・パ交流戦　２０２５　広島５―２西武（７日・マツダスタジアム）

　広島・床田は、少し悔しい表情を浮かべた。無失点で迎えた９回に２失点。

「源田さんに（９回先頭で３安打目を）打たれて、うわぁ～みたいな感じでいっちゃった。まあ、でも勝てたので良かった」。球団では９９年・佐々岡以来のシーズン４度目の完封はお預けも、昨季は一度もなかった完投は両リーグ単独トップ５度目。無四球の８安打でチームトップの６勝目を手にした。

　９日が長女の２歳の誕生日だ。勝利球はバースデー安打と打点をマークした小園に譲ったものの「（９日は）僕も休みなので一緒に買い物にいきます」と、前祝いの白星。チームを連勝、さらに５カードぶりの勝ち越しに導いた。

　この日はマツダ通算６００勝の節目でもあった。今季、ホーム１８勝は巨人と並ぶが、勝率６割９分２厘は１２球団トップ。今季マツダで３完封を含む４勝目となった左腕の働きに、新井監督は「いつも言っているけど、すごいね」と、たたえた。（畑中　祐司）

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