◆日本生命セ・パ交流戦 ヤクルト1―8ソフトバンク(7日・神宮)
ソフトバンク・柳町達外野手(28)の勢いが神宮球場で加速した。慶大時代は1年春からレギュラーとして出場した慣れ親しんだ舞台。
3回2死二塁で左中間を破る先制三塁打。6回先頭では右前安打で打者一巡の7得点の口火を切った。「外せない選手からチームを牽引する選手に変わりつつある。自分の思い描いた打撃に近づいている。すごい成長を感じます」と、小久保監督は得点圏打率4割7分2厘の3番打者を絶賛した。
6年目の今季は開幕2軍スタートだったが、外野のレギュラーの近藤、柳田、正木が故障で離脱する間にチャンスをつかんだ。昨季も6月は月間打率3割6分5厘と好調だったが、夏場に調子を落としてスタメン定着に失敗した。今季の6月の月間打率は6割(25打数15安打)と驚異的だが慢心はない。「疲れをどうやって乗り越えるかが僕の課題。
チームは西武をかわして3位浮上。交流戦は4勝1敗として、12球団最多9度目のV(最高勝率を含む)に向けて好スタートを切った。 (島尾 浩一郎)