◆日本生命セ・パ交流戦 2025 阪神8―2オリックス(7日・甲子園)
阪神・近本が球団日本人最速でプロ通算1000安打を達成した。3―2の7回2死一、二塁。
転機は3年目の21年。落ちる変化球に苦戦していた近本は「その時に一番打っていたし、格好良かった」と巨人・坂本を参考に打撃改造を決意した。左手でボールをつかまえにいくイメージから、天性の内角打ちと称される大打者の腕の使い方を研究して「無理やりに」と右手に変えた。同年に178安打で最多安打のタイトルを獲得。一流の道を歩む上できっかけになった。
3連勝で2位・DeNAと今季最大の3・5差。5カード連続の勝ち越しで今季最多の貯金13とし、交流戦首位タイをキープした。新人時代から安打記録を塗り替えてきた長嶋茂雄さんを「人生の中ですごく大きな人」と言う近本。