◆日本生命セ・パ交流戦 2025 巨人5―0楽天(8日・東京ドーム)

 巨人はロースコアゲームを制して2連勝。先発した戸郷が今季最多の8奪三振と好調で7回3安打無失点で今季2勝目をマーク。

4回には岸田が先制打、8回には満塁弾と1人で5打点をたたき出す活躍で勝利をもたらした。

 初回は3者凡退で終わったが、2回は先頭の丸が中前打で出塁したが無得点。3回も先頭のリチャードが四球を選んだが、得点にはつながらなかった。

 両軍無得点の4回には先頭の吉川が死球で出塁すると、2死一塁ではキャベッジも四球を選んだ。2死一、二塁の好機で岸田が打席に入ると、相手先発・藤井の変化球をうまく捉えて、右前へ運ぶ先制打を放って試合を動かした。

 5回は3者凡退。6回には2死絡まるが右中間フェンス直撃の二塁打を放つと、続く増田陸も左前打で2死二、三塁と得点圏に走者を進めたが、キャベッジの中前に落ちそうな打球を中堅・辰己に前方に飛び込んで捕球されて無得点に終わった。

 7回は走者を出すも得点にはつながらず。8回は1死から吉川が右翼フェンス直撃の二塁打を放つと続く丸が四球を選び、なお2死一、二塁では若林も四球で満塁に。すると、打席に入った岸田が150キロの直球を捉えて左翼スタンドへたたき込み、貴重な追加点となる4点をもたらした。

 投げては、先発した戸郷は初回は2死から浅村に四球を与えるも4番のフランコを遊ゴロに抑えて無失点。2回は1死から辰己の大きな飛球をオコエが好捕してアウトを奪うと3者凡退で終えた。

 3回は先頭の太田に中前打を打たれると、藤井が犠打を決めて進塁され、さらに小深田の二ゴロの間にも進塁されて2死三塁とピンチを招いたが小森を空振り三振に斬って抑えた。

 4回も先頭の浅村に中前打を打たれたが、後続を抑えて得点を許さなかった。1点リードの5回も2者連続で空振り三振を奪うなど3人で料理。6回は2死から浅村に四球を選ばれるがフランコを左飛に抑えて得点を許さなかった。

 7回は先頭の村林に左前打を打たれるも、続く辰己の打席で併殺打に打ち取った。さらに、小郷に四球を与えて走者を出したが、代打で出場した阿部を見逃し三振に抑えて切り抜けた。裏の攻撃で打席が回ると代打が送られてマウンドを降りた。

 8回には中川が登板し、1死から走者を出すが岸田が盗塁阻止するなどでピンチを救った。9回は田中瑛がマウンドに上がり、先頭の浅村に四球を与えたが、続くフランコを併殺打に打ち取り、村林を三ゴロに抑えて試合を締めた。

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