12日の中日戦(楽天モバイル)に先発する岸孝之投手が、11日の先発で同世代の中日・涌井秀章投手への“思い”を明かした。1日ずれたため直接対決はできなかったが、「投げ合いたかったですね」とぽつり。

涌井が04年、岸が06年にドラフト指名され、西武で7年間ともにプレーして「若いときから一緒にやってきて、あいつの背中を見て投げてきた。追い越すことはないでしょうけど、なるべく近づいていきたい気持ちでやってきて今がある」と尊敬の念を語った。

 西武では投手陣の中心的存在として共闘してきて、「ひたすら投げるじゃないですか。交代と言われなかったら何球でも投げられる。エース対決ですごいピッチャーと対戦しているなかで常に完投して、ああいうのがエースだなと思う」。そういう存在と認めるだけに「投げ合って、先に(マウンドを)降りたくない中でやってみたかったなっていうのがあります」と話した。前回登板の先月30日・ソフトバンク戦は5回を投げ、8安打されたが1失点。「粘って粘って、というところは先発としてできていた」と振り返った。過去3勝を挙げている中日相手に、今季3勝目をつかむ。

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