◆米大リーグ パドレス―ドジャース(10日、米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が10日(日本時間11日午前10時40分開始予定)、敵地・パドレス戦前に、23年9月の右肘手術後3度目となるライブBP(実戦形式の練習)に登板した。3イニングを想定して合計44球を投げ、のべ11人の打者に対して安打性のあたりはなく、6個の空振り三振を奪う快投を見せた。
23年9月に2度目となる右肘手術を受けた大谷は、昨年3月にキャッチボールを再開。同8月にはブルペンでの投球練習を再開させた。同11月に左肩手術を受けたことで投手復帰へのリハビリもいったんとまり、今年2月のキャンプ中もブルペン入りしていた。3月の開幕へ向けていったんはペースを落としたが、開幕後は週に2度のペースでブルペン入りして調整してきた。
術後初のライブBP登板は5月25日(同26日)の敵地・メッツ戦前。22球を投げて最速97マイル(約156キロ)をマークすると、その後の試合で千賀から先頭打者本塁打を放った。
2度目は中5日で5月31日(同6月1日)の本拠地・ヤンキース戦前。最速は変わらず97マイル(約156キロ)をマークし、途中で休憩を挟んで2イニングを想定して計29球を投げ込んだ。
3度目のライブBPは中5日で6日(同7日)の敵地・カージナルス戦前も検討されたが天候が悪く実施できず、その後2日間はデーゲームのため実施が難しかった。9日(同10日)の敵地・パドレス戦に行う見込みだったが、7日(同8日)に右足に自打球を当て、8日(同9日)には左足に死球を受けた影響で2度の“スライド”がありながら、3度目のライブBPにたどりついた。
メジャー復帰登板は7月15日(同16日)にアトランタで行われるオールスター後が見込まれている。