◆米大リーグ パドレス―ドジャース(10日、米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が10日(日本時間11日)、敵地・パドレス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、9点ビハインドの6回途中からE・ヘルナンデス内野手が登板したため指名打者が解除となり、3打数1安打途中交代した。2日(同3日)の本拠地・メッツ戦の4打席目で23号を放ってから今季ワーストとなる8戦連続で、最長タイの37打席連続本塁打なしとなった。
ドジャースは救援右腕のトリビノが先発して初回は無失点。2回からこの日メジャー昇格したサウワーが登板した。3回に2死一塁からアラエス、マチャド、メリルに3連打を浴びて3点の先取点を献上。4回にも1点を失うと、5回もアラエス、マチャド、メリルの3連打で1点を与えた。6回には先頭のマルドナドが3号ソロを浴び、ボガーツに2点適時打を許し、0―9となった6回2死一塁からE・ヘルナンデスが登板した。
6回途中から野手が登板するのは異例。一方的な試合展開からリリーフ陣を休ませようという狙いは明白で、2番手のサウワーは4回3分の2で13安打9失点しながら111球も投げた。さらに、E・ヘルナンデスは8回まで投げきって、2回3分の1で36球を投げ、3安打2失点(自責1)、2四球だった。
メジャーでは点差がついた試合で野手が登板するのは珍しいことではないが、6回から投げるのは異例。ドジャースのリリーフ陣は登板過多気味とあって、ロバーツ監督にとってもライバル対決で苦渋の決断となった。