◆日本生命セ・パ交流戦 2025 ヤクルト―ソフトバンク(8日・神宮)
ヤクルト・高橋奎二投手(28)が8日、上半身のコンディション不良から2か月ぶりに復帰し、5回3安打無失点と好投した。94球で5三振を奪った。
8回3安打無失点、119球の熱投で今季初勝利をマークした4月8日の阪神戦(甲子園)以来となる1軍マウンド。日本代表が世界一を奪還した23年WBCにともに出場した中村悠との“侍バッテリー”で、周東、近藤、山川、牧原大と4人のWBC代表を擁する強力ソフトバンク打線と対峙(たいじ)した。
2回は1死から5番・山川、6番・牧原大を連続三振。3回には渡辺にこの日初安打を許し、2死一、二塁とされたが、今宮を三ゴロに打ち取った。4回2死一、二塁では野村を内角150キロ直球で見逃し三振。5回2死一塁では今宮に7球連続直球でフルカウントとし、最後は128キロの外角チェンジアップで遊飛に仕留めた。
4回には近藤のバットを151キロでへし折るなど、最速153キロを計測した直球の球威は抜群。最遅110キロのカーブと最大43キロの緩急をつけた。昨季は自己最多タイの8勝。出遅れた分、ここから巻き返す。