「第38回大阪みなづき大会」(5月31日、1日・大阪柴島グラウンドほか)◆中学生の部 ▽2回戦 滋賀南郷ボーイズ9-9大阪此花ボーイズ

 土壇場でホストの大阪此花が意地を見せた。3点を追う7回裏。

荒木、山﨑の二塁打で1点を返すと、なお2死二、三塁から市村が左越え二塁打を放って追いついた。市村は1点リードの6回にリリーフし、3四死球に3安打と乱れて4失点。「自分がつぶしてしまって申し訳なかった。みんなに応援されて、絶対に打ちたかった」と話した。

 抽選で滋賀南郷に3回戦進出は譲ったが、夏の選手権予選を前に粘り強く戦ったのは収穫。2安打2打点の山﨑は「日頃からポジティブ思考で取り組んでいるのでチャンスの打席でもプレッシャーは感じない」と頼もしい。今大会2試合で19得点と打線は好調だ。

 2試合18失点の投手陣にも光明があった。2度マウンドに立った西村が打者4人から2奪三振。完ぺきな投球を見せ、保科監督も「制球不安があったがメドが立ちました」と喜んだ。左腕は「自信がついた。支部予選でも一球を大事にして投げたい」と笑顔を見せていた。

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