◇報知新聞社後援 第74回全日本大学野球選手権▽1回戦 奈良学園大3―1東海大九州(9日・神宮)

 第74回全日本大学野球選手権が開幕した。7年ぶり22度目の出場となった奈良学園大(近畿学生)は、東海大九州(南部九州大学)にサヨナラ勝ちで、4強入りした2016年以来の初戦突破を決めた。

 0―1の3回1死二塁、主将の本間悠人(4年=奈良大付)が右翼へ適時二塁打を放ち、同点とした。投手陣は、先発の八木唯斗(3年=福井工大福井)が5回2/3を4安打1失点、2番手の平野健太(4年=履正社)が3回1/3を4安打無失点と好投。迎えた同点の9回一死二塁、両2投手を好リードした7番・守優雅(4年=下関国際)が左翼スタンドへサヨナラ2ランを放ち、試合を決めた。

 大会サヨナラ本塁打は、先輩の宮本丈(ヤクルト)以来。守は「ピッチャー陣が粘って1失点で抑えてくれていたので、絶対に決めようと思っていました。外野は越えたと思ったんですけど、風に乗ってくれた」と笑顔で振り返った。

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