巨人の山田龍聖投手が9日、支配下契約を結んだ。背番号は「64」。

同じく育成から支配下となる鈴木大和外野手とともに都内の球団事務所で会見し「入団当初からずっと1軍で投げるためだけに練習してきた。チームで活躍できるようにやっていきたいと思います」と気持ちを新たにした。

 サウスポーの山田は現在1軍で活躍する大勢、赤星優志らと同期の21年ドラフト2位で入団。しかし昨季まで1軍登板がなく、今季は育成契約で再出発した。3月から5月下旬まではウエスタン・リーグのくふうハヤテに派遣され、先発ローテの一角として防御率1・79をマーク。巨人復帰後も先発ローテを任され、直近では4日のイースタン・ヤクルト戦(Gタウン)で5回1失点(自責0)の好投を見せていた。

 この日は紺色のスーツに身を包み「支配下になるためでなく、1軍で活躍するためにハヤテでもやってきたので。もうそこしか見てないです」と力強く決意。「去年からですが、最少失点でしっかりと抑えることができるようになってきたのが一番の成長かなと思う。入団当初からストレートの強さには自信がある。まずは1軍で活躍して、どんどん立場を上げて、チームを引っ張っていけるような存在になりたい」と飛躍を思い描いた。

 ◇山田 龍聖(やまだ・りゅうせい)2000年9月7日、富山・氷見市生まれ。

24歳。高岡商では2年春夏、3年夏の甲子園に出場。3年夏は16強。高校日本代表にも選出され、JR東日本入り。21年ドラフト2位で巨人入団。昨季は2軍で29登板し2勝2敗、防御率1・65。今季から育成契約で、3月から5月28日までウエスタン・リーグのくふうハヤテに派遣。183センチ、82キロ。左投左打。

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