オリックス・太田椋内野手(24)が、10日のファーム練習試合・ムラチグループ硬式野球部戦(シティ信金)で実戦復帰する予定であることが9日、分かった。5月18日の西武戦(ベルーナD)で死球を受け、右手首の打撲で同21日に出場選手登録を抹消。

再登録が可能となる31日の西武戦(ほっと神戸)までに本格的な打撃練習は再開できず、最短での1軍復帰は見送られていた。

 その後、太田本人は室内でのティー打撃、マシン打撃と、段階を踏みながら復帰を目指す意向を示していた。岸田監督は現状について「映像を見たけど、打撃は(ファームでのフリー打撃の)ローテのところでできている」と説明。「ちょっと天気がね…」と雨天中止を心配しつつ、「火曜日(10日)の育成ゲーム(同戦)に出る予定をしている」と明言した。

 離脱後、本人は「やっぱり悔しいですね、ずっと(試合に)出ていたので。僕自身は早く戻りたい」と正直に吐露。10日の実戦復帰を経て、すぐに1軍に合流する可能性を問われた指揮官は「あの子の感覚がベースになると思うけど、そんなに(患部の状態は)悪くないと思うので」と話すにとどめた。

 7年目の今季は、正二塁手として打率3割2分3厘、4本塁打、20打点の好成績をマーク。球宴ファン投票の中間発表では、33万8600票を集め、パ・リーグ二塁手部門の1位につけている。1日でも早く、1軍の舞台でプレーする姿が待たれる。

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