生まれながらのG党を自負するアーティスト・タレントのDAIGOの「巨人でDAI語」。おなじみのあの“ワード”を交えて、ファンならではの愛ある視点でジャイアンツを語り尽くします。
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先週は野球ファンにとって、とても悲しい出来事がありました。3日に長嶋茂雄さんがお亡くなりになりました。言わずとしれた野球界の象徴。勝利を追求し、何よりファンを大切にする姿は誰もが憧れたはずでしょう。選手の皆さんにはそんな長嶋イズムを継承してもらいたいですし、阿部監督には秋には「日本一になりました」というすばらしい報告を届けてもらいたいと思います。
そのために、重要な交流戦が始まっています。チームは2カードを終えて、ここまで2勝3敗。リーグ順位でも首位・阪神とは5・5ゲーム差となっていますが、食らいついていくためにこの交流戦を最低でも勝ち越したいですね。過去の歴史的にも交流戦ってペナントの成績に直結するケースは少なくないですしね。
でも…正直、主砲がいないってやはり大変ですよ。5月6日に岡本が負傷離脱してから1か月以上たちますが、得点力に苦しむ試合は少なくないですよね。4番に岡本がいるのがこれだけ支えになってたんだなというのを改めて感じています。
開幕から25試合連続無失点の球団記録を樹立。開幕当初よりも球速が上がってきて、コンディションの良さを感じさせます。つまりRTK、ライデルにつなげば勝てる―。これこそ残る交流戦を勝ち抜く“合言葉”でしょう。
そのための土台は着々とできてきていますよ。先発投手陣は奮闘を続けてくれています。山崎が6勝とけん引。グリフィンも負けなしの4連勝で、規定投球回に達していないものの防御率は0・92という驚異の安定感です。赤星も負けじと防御率1・76。エース・戸郷も復調気配で、井上もすばらしい球を投げています。
打線も光は差しています。泉口が打撃で勝負強さを発揮し、規定打席にも到達して首位打者争い中。ガッツあふれる増田陸もすでに4本塁打でキャリアハイにあと1本と迫っています。丸が故障から復帰し、10日からは坂本も1軍に戻ってくる見込み。投打が互いにカバーし合って接戦をものにし続けていくことは、夏場以降の勝負所に必ず生きてきますよ。いい経験ができているとポジティブに捉えて、我々ファンも一戦一戦応援していきましょう。(タレント、アーティスト・DAIGO)