◆第74回全日本大学野球選手権▽1回戦 東北福祉大4―2九産大(10日・東京ドーム)
3年ぶり37度目の出場となった東北福祉大(仙台六大学)が4―2で九産大(福岡六大学)を下し、2回戦進出を果たした。
先発の桜井頼之介投手(よりのすけ・4年=聖カタリナ学園)が7回2/3、121球を投じ、6安打2失点の熱投で試合を作った。
4回に本塁打を浴び1点を失ったものの、8回途中までボールを低めに集める丁寧な投球で九産大打線を抑えた。
ウエイトトレーニングはほとんどしない桜井。「ボックスジャンプや三段跳びなどのトレーニングで体の瞬発力・連動性を高めてきた」と明かし、高校時代には146キロだった球速も151キロまで伸ばした。
目標はもちろん日本一。「1勝ずつだとは思うが、(初戦は)勝って当たり前。これからは1点勝負になると思うので、点を取られないようにしたい」と意気込んだ。仙台六大学で通算14勝を誇る右腕が7年ぶりの日本一に向けてチームを引っ張る。(高澤 孝介)