巨人の西舘勇陽投手(23)が11日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)でプロ2度目の真っさらなマウンドで先発初勝利を目指す。10日は敵地でキャッチボールなどで最終調整した右腕は「チャンスをもらったからにはいい結果を残せるようにしたいです」と意気込んだ。

 今季1軍では救援で5登板し、防御率2・57。5月の降格後は先発調整を続けて8試合で3勝0敗、防御率1・06、34回で奪三振数40と結果を残してきた。先発は5回4失点で負け投手になった昨年8月23日の中日戦(東京D)以来で、勝てば先発初勝利となる。「課題として三振を取るように阿部監督からは言われて、2軍の試合で意識してやってきた。1軍では簡単には取れないと思うので、まずはゾーン内で粘り強く投げていけたら」と冷静に語った。

 強力打線が相手となるが、「一発もあるバッターもいますし、間違えないように投げていければ。慎重にいきながら、でも逃げにならずに強気にいければなと思います」。結果を残して、巡ってきたチャンスをつかみ取る。

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