◆日本生命セ・パ交流戦 2025 西武4―2阪神(10日・ベルーナドーム)

 阪神が逆転負けを喫し、連勝は4で止まった。

 2点リードの8回に暗転した。

3番手でセットアッパーの桐敷が登板したが、連打などで1死一、二塁のピンチを招き、ネビンに右翼線適時二塁打を献上。さらに、1死満塁から源田に左前適時打で同点に追いつかれ、山村に右前適時打を浴びて勝ち越しを許した。

 桐敷は16試合ぶりの失点で救援失敗。鉄壁右腕の石井は脳しんとう特例措置で抹消中。この日は湯浅もベンチ入りメンバーから外していた。

 序盤は阪神のペースだった。今季6勝の左腕・隅田相手に「9番・三塁」で起用された熊谷が2回2死一、三塁の好機で右前へ先取点をもたらす適時打。3回には1死から佐藤輝が四球を選んで二盗を決め、ヘルナンデスがこの日2本目の安打となる右中間適時二塁打で貴重な追加点を挙げた。

 初回1死二塁では近本が三盗を成功させるなど、4回までにチーム4盗塁。リーグトップの盗塁数を誇るストロングポイントで好投手攻略へつなげた。先発の才木も6回4安打無失点の好投で無失点イニングを29回1/3に伸ばした。

 2位のDeNAも敗れたため、3・5ゲーム差は変わらなかった。

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