◆日本生命セ・パ交流戦 2025 西武4―2阪神(10日・ベルーナドーム)

 燃える男だ。追いついた直後の8回1死満塁。

西武・山村崇嘉内野手は「チャンスになると燃えるんです」と自信満々で打席へ。桐敷の投じたツーシームを振り抜くと打球は一、二塁間を破り、今季初打点となる決勝適時打になった。お立ち台で「本拠地でのヒーローインタビューは初めてなので」と照れた。

 東海大相模から入団5年目の内野手は昨季、4番を務めるなど打撃センスを買われていたが、今季は6月3日に1軍昇格。「悔しい思いでした。1軍の中継を見ながらご飯を食べていました」。そのうっぷんを晴らすことができた。

 チームは好調の阪神に逆転勝ちして、連敗を4でストップ。同点打を放った源田は「ホームの雰囲気って、なんかいけるぞってなるんですよね。きょうひっくり返せたのは大きい」と声を弾ませた。今後の戦いへ、ターニングポイントになる大きな勝利になった。

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