◆日本生命セ・パ交流戦 2025 ソフトバンク5―2巨人(10日・みずほペイペイドーム)

 7投手の小刻みな継投も勝利はつかめなかった。先発の井上が2回途中、周東への頭部死球で危険球退場。

阿部監督は脱帽して頭を下げてソフトバンクに謝罪し、球審に山田への交代を告げた。「相手には申し訳ない。だいぶ(リリーフに)しわ寄せがきちゃった。いってくれたピッチャーはみんな頑張ってくれたので」。同点の8回にイニングまたぎの田中瑛が3失点して敗戦したが責めなかった。

 打線は1軍復帰の坂本が2安打1打点。7試合ぶり2ケタ安打となる11安打も2得点に終わった。「チャンスはみんなで頑張って作れているから。あとひと押しできるかできないか。できなかったから負ける。できたら勝てる。そういう紙一重の勝負をしているから」。

5回は増田陸の左前安打で二塁走者・若林の本塁セーフの判定が相手のリクエストで覆りタッチアウト。わずかに及ばなかった。

 交流戦3カード連続初戦黒星。連勝は2で止まり貯金2となった。終盤まで接戦に持ち込んだだけに「それをプラスと考えて、明日切り替えてやるしかない」と前を向いた。(片岡 優帆)

編集部おすすめ