◆日本生命セ・パ交流戦 ソフトバンク5―2巨人(10日・みずほペイペイ)

 ソフトバンク・今宮が同郷の大分バッテリーから意地の決勝打を放った。同点の8回1死二、三塁で周東が申告敬遠となり満塁。

マウンドの田中瑛も、昨季まで同僚の捕手・甲斐も大分出身。「めちゃめちゃ緊張しました。(田中瑛も)大分なんで負けなくて良かったです」と、決め球のシュートを左前に運んだ。今季初の4安打でチームを交流戦首位タイに導いた。

 初回の右前安打で先制につながるチャンスメイクをし、5回1死の右越え二塁打では同点のホームを踏んでいた。だが、井上の危険球退場の直後の2回1死満塁では三ゴロ併殺打。「悔しかったけど、引きずることなく切り替えた」と33歳のベテラン。右前腕筋挫傷から6月1日に復帰後、複数安打はなかったが、一気に波に乗りそうだ。「とにかくカード勝ち越しが一番の目標」と小久保監督。阪神に並んで5勝2敗で、交流戦最多9度目のV(最高勝率を含む)へ順調だ。(島尾 浩一郎)

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