5月18日の西武戦(ベルーナD)で死球を受け、右手首の打撲で離脱中の太田椋内野手(24)が10日、“実戦復帰”を果たした。出場予定だったファーム練習試合・ムラチグループ硬式野球部戦(シティ信金)が雨天中止となり、DeNA戦が行われる前の京セラDでライブBP(実戦形式の打撃練習)に参加。
「(患部の痛みは)ゼロではないけど、試合に出られるレベル。嫌な感じもなく、普通にやれた。しっかりいい打球を打てたので、体は大丈夫」と、自らの現状に手応えを示した。
ネット裏から見守った岸田監督は「なんか大丈夫そうにみえますけどね、全然。バットもかなり振れていたし、ちょっと安心した」と安どの表情。そのうえで「何試合かは出る予定」と、ウエスタン・リーグの試合に出場させる方針を示した。
太田本人は「ピッチャーの球にどれだけコンタクトできるかとか、打席中のアプローチを確かめられたら」と、完全復帰へのテーマを設定。ここまで打率3割2分3厘、4本塁打、20打点をマークする正二塁手は、万全な姿で1軍に戻るつもりだ。